Wednesday, June 06, 2018 10:39 AM
パソコンも機械学習対応の時代へ
インテル(Intel)とエイスース(Asus)は5日、人工知能機能を搭載した二重スクリーン端末を台湾のコンピュテックスで披露した。同端末は、プロジェクト・プリコグ(Project Precog)という計画のもとに開発された。
トムズ・ハードウェア誌によると、インテルは、機械学習対応チップのモヴィディアスVPU(Movidius Visual Processing Unit)や、機械学習機能訓練ツールキットのオープンヴァイノ(Open Visual Inference & Neural network Optimization=OpenVINO)を2017年に発表している。機械学習機能をパソコンにもたらすことがその目的だ。
モヴィディアスVPUは、インテルが買収したモヴィディアスの技術をインテルのチップに組み込むことで、低性能VPUでも機械学習機能を処理できるようにした。インテルとエイスースが今回披露した二重スクリーン端末には、そのモヴィディアスVPUが搭載されている。
一方、オープンヴァイノは、開発者らがインテルの人工知能機能開発プログラムを使って機械学習アプリケーションを訓練できるようにするツール群だ。開発者らはそれによって、インテルのCPU(central processing unit)やGPU(graphics processing unit)、モヴィディアスVPU、そして各種の機械学習訓練ツール群を使い、人工知能機能を組み込んだアプリケーション群の開発を簡便化かつ迅速化できる。
【https://www.tomshardware.com/news/intel-asus-machine-learning-pc,37188.html】