Thursday, June 07, 2018 10:38 AM
アマゾン・アレクサ、新たな販促手段に
アマゾン(Amazon)は6日、家庭用仮想執事端末エコー(Echo)の新型エコー・ルック(Echo Look)を発表した。エコー・ルックは、奥行きを検知できるカメラとLED照明が内蔵され、写真や動画を撮影するとともに、ファッションに関する助言や提案を可能にした。
同プラットフォームは、アマゾンと出店小売業者らに新たな宣伝機会と販促モデルをもたらすものと期待される。
メディアポスト誌によると、同プラットフォームは、自然言語処理人工知能アレクサ(Alexa)の機械学習アルゴリズムとファッション専門家たちからの助言を組み合わせることで、小売業者らの商品のなかから利用者の好みに合いそうな服や、利用者が持っている服の合わせ方に関して助言や提案をする。
アマゾンは、アマゾンに出店している小売業者たちに直接つながっているリンクを経由してそれらの助言が提供されることから、同プラットフォームを使う売り手に手数料を請求しない。
「スタイル・アシスタント」と同社が呼ぶファッション助言機能には、たとえば、利用者が2枚の商品写真をエコー・ルックに見せると、フィットや色、スタイリング、流行といった材料をもとに、専門家の見方も加味してアレクサが1分以内に助言する。
また、利用者がすでに持っている服とどのように合わせられるかや、どの合わせ方がほかよりすぐれているかといった提案とその理由を説明する機能もある。
利用者が撮った写真や動画は、スタイル・アシスタントのデイリー・ルックという機能に追加される。スタイル・アシスタントはまた、コレクションという機能によって利用者のクローゼットを仮想化し、服の特徴や好み、色、季節、天気といった諸条件で検索可能にする。