Monday, July 16, 2018 10:35 AM

オートデスク、アセンブル・システムズを買収

 立体設計やモデリング・ソフトウェアによって設計者や工学者、建築家のあいだで知名度の高いオートデスク(Autodesk)は、新興企業のアセンブル・システムズ(Assemble Systems)を買収し、建設業界向け技術市場への進出に本腰を入れる。

 アセンブル・システムズは、建設事業の計画や管理を簡便化するBIM(building information management)プラットフォームを構築し、建設業界で利用者を増やしつつある。

 テッククランチ誌によると、買収額は非公表で、現金と株式で実行される。オートデスクは、アセンブルのシリーズAの資金調達を2017年に主導したことから、アセンブルの戦略的投資家としての立場にあった。

 オートデスクは、BIM360という建設事業管理プラットフォームを最近に立ち上げている。アセンブルの技術はBIM360に組み込まれ、建設会社が事業計画を効率的に管理できるようにする機能や、入札、見積もり、コスト管理、工程管理の効率化を可能にするソフトウェアとして提供される。

 アセンブルのソフトウェア・プラットフォームには174社の顧客がいる。それらの顧客は、1000ヵ所以上の現場と1万2700件の事業でアセンブルのソフトウェアを使っている。オートデスクはそれらの顧客をそのまま獲得する。

https://techcrunch.com/2018/07/09/autodesk-acquires-assemble-systems-to-build-up-its-construction-tech-vertical/