Tuesday, July 31, 2018 10:43 AM

ARM、トレジャー・データを買収へ

 ソフトバンク傘下の英プロセッサー設計大手ARMは、シリコン・バレー拠点のデータ分析会社トレジャー・データ(Treasure Data)を買収することに合意した。

 ブルームバーグによると、買収額は約6億ドル、と匿名希望の情報筋が明かした。両社の広報担当はそれについて取材に応じなかった。公式発表がまだであるため、観測や憶測について話すことはないというのが各社の一般的姿勢だ。

 ARMによるトレジャー・データ買収は、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)分野での存在感増強を狙ったものだ。ARMは、グラスゴー拠点のIoT接続技術開発会社スティーム・テクノロジーズを6月に買収している。

 ARMを2016年に320億ドルで買収したソフトバンクは、人工知能とロボティクス、自動運転車、IoT、相乗りおよび配車の事業に強い関心を持っている。孫正義社長はそれを公言しており、また、同氏が立ち上げたソフトバンク・ヴィジョン・ファンドの投資先を見てもそれらの分野の新興企業が多い。

 ソフトバンクおよびソフトバンク・ヴィジョン・ファンドが過去1年間に発表した投資の総額は340億ドルに達する。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2018-07-29/softbank-owned-arm-is-said-to-agree-to-buy-u-s-s-treasure-data?utm_source=google&utm_medium=bd&cmpId=google