Tuesday, September 04, 2018 11:08 AM

サウスウェスト航空、燃費向上ソフトウェアを導入

 サウスウェスト航空(Southwest Airlines)は、航空機の燃費向上を目的にソフトウェアを拡充する新たな取り組みを開始した。

 エネルギー・マネジャー・トゥデイ誌によると、同社はその一環として、アレグロ・デベロップメント(Allegro Development)と協働し、燃費向上や供給網効率化、そしてリアルタイム在庫管理の向上を図るためのエネルギー取り引き&リスク管理(ETRM=energy trading and risk management)ソフトウェア「アレグロ・ホライゾン(Allegro Horizon)」を導入した。

 サウスウェスト航空はさらに、消耗品取り引き&リスク管理(CTRM=commodity trading and risk management)モバイル・アプリケーション「アレグロ・モバイル(Allegro Mobile)」の採用を検討する。アレグロ・モバイルは、iOSとアンドロイド(Android)の両方と互換性がある。

 アレグロ・モバイルは、リアルタイム・データやワークフロー承認、ポジション可視性への24時間遠隔アクセスを末端利用者に提供する。

 サウスウェスト航空は、アレグロ製ETRMソフトウェアの導入について2008年からアレグロと提携関係にある。サウスウェスト航空の燃料調達班は現在、1日に平均4000件の燃料関連物流、ならびに50ヵ所での燃料購入管理、および120ヵ所での在庫管理のためにホライゾンを利用している。

 サウスウェスト航空のビル・ティファニー供給網管理担当副社長はホライゾン採用について、燃料供給と在庫情報の透明性向上、燃料購入に関する意志決定の支援、定型業務の自動化を目指す長期計画の一環と説明した。

 サウスウェスト航空は米国最大の国内線航空会社で、南米とカリブ海の合計10ヵ国に国際線サービスも提供する。

https://www.energymanagertoday.com/southwest-airlines-incorporates-fuel-efficiency-software-for-its-fleet-0178285/