Wednesday, September 12, 2018 11:25 AM
クーカ、IoTデータ解析と積層造形に注力
産業ロボティクスおよび工場自動化ソリューション大手のクーカ(KUKA、ドイツ拠点)は、最新のモノのインターネット(IoT=Internet of Things)データ解析と積層造形製造(additive manufacturing)戦略を、シカゴで開催中の国際製造技術見本市(International Manufacturing Technology Show=IMTS、9月10〜15日)で出展した。
デイリー・タイムズによると、クーカは、クラウド電算基盤のIoTデータ解析およびインテリジェント・ソフトウェア・プラットフォーム「コネクト(Connect)」の最新インターフェイスを披露。
コネクトは、産業ロボットの操作やその習得を大幅に簡便化し、制御するロボット群を視覚的に管理できるようにした。
また、クーカの長年の提携会社であるシス(Sisu)やRSTG、ミッドウェスト・エンジニアード・システムズ(Midwest Engineered Systems)もクーカの同プラットフォームを活用した自動化技術をIMTSで披露している。
そのうちの一つであるKMP1500という自動制御型多方向モバイル・プラットフォームは、製造品を全工程でつぎめなしで制御できるシステムを実現した。
クーカはまた、積層造形技術に関してヒューレット・パッカード(HP)と戦略的提携を結び、立体製造機能の拡充と、試作品の少量立体生産から部品の大量立体生産に移行するソリューションの開発に取り組む計画を公表した。