Wednesday, September 19, 2018 10:57 AM
AT&T、スマート都市化IoTをLAに提供へ
AT&Tは先日、ロサンゼルスの道路交通や公共安全、自然災害対策準備、そのほかのスマート都市機能を向上させるためにIoT(Internet of Things)を活用する事業を立ち上げた。
RCRワイヤレス誌によると、AT&Tは、そのために必要となる小規模の携帯電話通信網の構築について市当局とすでに調整済みで、その手法は、ほかの都市や機能に応用を拡大できると期待される。
AT&TのIoT事業担当社長クリス・ペンローズ氏によると、ロサンゼルス市内の電柱や屋上といった市の資産を調査し、同社の市内資産と重複する部分を特定した。その結果、「都市機能をスマート化させるのに必要な携帯電話通信網を最小限の費用でどのように構築できるかがわかった」と同氏は話した。
市当局と同社のそれぞれの資産の場所や特徴を把握して照合し、もっとも合理的な通信網構築を設計するのに必要となる資産を特定し、設計に応じて資産交換することで合意した。その手法は、今後の機能設計や応用拡大にとって大きな収穫だ、と両者は考えている。
AT&Tは同事業に向けて、拡張された高速モバイル通信網や、IoT検知器群による新たなデータ収集機能からなる新たなデジタル基幹設備を整備する。それによって市内交通量や輸送、駐車場といったデータの解析結果にもとづいて都市設計を合理化し、さらに、安全性や被災時即応機能性を最大限に高める都市機能の設計と実行、そして環境への影響のより深い理解を実現する。
【https://www.rcrwireless.com/20180917/carriers/small-cell-att-iot-services】