Friday, September 21, 2018 10:10 AM
医療現場向けロボット、テキサスで試験運用
2017年にテキサス州で起業された協働ロボット開発会社のデリジェント・ロボティクス(Diligent Robotics)は、同社の医療現場向け新型ロボット「モキシー(Moxi)」の試験運用をテキサス州の複数病院で開始する。
ベンチャービート誌によると、四輪走行型ロボットのモキシーは、一本の腕を使って物をつかんで医療器具を運んだり片付けたりすることで病院従事者らの仕事を補佐する。
たとえば、モキシーは、指触操作や音声によって医師や看護師から指示を受けると、指定の医療器具を指定場所まで運ぶ。また、頭部に搭載されたLEDの目によって、絵文字を表示し、簡単な意思疎通を図る。
モキシーは、ヴェロダイン(Velodyne)が開発したライダー(LiDAR=Light Detection and Ranging)とカメラをそなえ、移動中に物体との接触を自律的に回避できる。
会話能力については、アマゾン(Amazon)のアレクサ(Alexa)のような自然言語処理人工知能を基盤とする仮想執事機能を搭載していないため、非常に基本的かつ簡単なあいさつ程度に限定される。
モキシーを試験運用するのはテキサス・ヘルス・ダラスとテキサス大学病院、ヒューストン・メソジスト病院。デリジェントは、今後数ヵ月にわたる試験によって、医療現場やモキシーにとって最適かつ効果的な役割りを特定する計画だ。
【https://venturebeat.com/2018/09/18/moxi-is-a-hospital-robot-with-social-intelligence/】