Thursday, October 04, 2018 10:32 AM
生産ラインの最適化に人工知能とIIoTを活用
マイクロソフト・ゴールド・パートナー(Microsoft Gold Partner)の一社であるマリナー(Mariner)は2日、姉妹会社のスパイグラス・コネクテッド・ソリューションズ(Spyglass Connected Solutions)を設立したことを発表した。
マリナーは、データ分析やデータ・プラットフォーム、クラウド電算プラットフォームの分野でマイクロソフトと密に連携する提携社の一つ。スパイグラスは、製造会社らが不測の設備機能不全を減らしながら品質向上や生産均衡を最適化できるようにする産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)ソリューションと人工知能ソフトウェアを開発する。
OAオンライン誌によると、スパイグラスは、最初の製品としてスパイグラス・コネクテッド・ファクトリー(Spyglass Connected Factory)を発表した。同製品は、製造会社らが生産ラインのデータをリアルタイムで監視できるようにする。
製造現場へのIIoT導入には、高コストと基幹設備へのアクセス困難という二つの課題があるが、コネクテッド・ファクトリーはそれらを解消できる、とスパイグラスは説明している。
同社は、コネクテッド・ファクトリーの60日間の試験運用を9900ドルで提供する。同社によると、実装には最短で15日しかかからず、導入側の既存環境と接続させる各種の設定は競争製品より簡単だ。
マリナーによるスパイグラス創設は、マイクロソフトとの提携生態系の効力を示すものだ。同生態系は、マイクロソフト・クラウドによって稼働するIIoT機能の開発と提供を劇的に簡便化するもので、マイクロソフトの協力(提携)会社たちが自由に活用できる開発プラットフォームとして機能する。
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