Tuesday, October 16, 2018 10:49 AM
オープン・ソースの機械学習生態系を拡充
IBMは15日、エヌビディア(Nvidia)との新たな提携を発表し、エヌビディアのオープン・ソース・データ科学ツールキット「ラピッズ(Rapids)」をIBMのデータ科学プラットフォームに統合する計画を明らかにした。
IBMのデータ科学プラットフォームは、顧客会社の現場やハイブリッド、複数クラウド環境向けのもの。
インターネット・オブ・ビジネス誌によると、ラピッズは、エヌビディアが得意とするGPU(graphics processing unit)高速化能力をIBMのデータ科学プラットフォーム上で稼働する機械学習機能にもたらす。
両社の提携では、IBMの自然言語処理人工知能を基盤としたワトソン・ステューディオ(Watson Studio)とワトソン・マシーン・ラーニング(Watson Machine Learning)にエヌビディアのGPUを使うことで、データ科学者や人工知能開発者らが、CPU基盤よりも高速で稼働するオープン・ソースのデータ解析アプリケーション群の構築と実装を可能にする。
その結果、データ解析ソフトウェア開発の生態系が大きく拡充され、人工知能基盤の法人向けデータ解析機能の開発がさらに強化される。
【https://internetofbusiness.com/nvidia-and-ibm-team-up-on-open-source-machine-learning/】