Monday, October 29, 2018 9:43 AM
ビザ、カード情報トークン化協力20社を追加
クレジット・カード大手のビザは先日、COF（credential-on-file）向けのビザ・トークン・サービス（Visa Token Service）への参加会社として新たに20社を加えたことを明らかにした。
COFとは、商業者や決済代行業者、決済仲介業者、段階的デジタル財布業者（SDWO=staged digital wallet operator）によって将来の決済処理向けに保存された信用情報（クレジット・カード口座情報や電子決済トークン情報）。
かたやビザ・トークン・サービスとは、16桁のカード番号や有効期限、セキュリティー・コードといった重要情報をトークン（デジタル識別子）に置き換えることで、カード情報を開示することなく決済処理を可能にする機能。
ペイメンツ・ジャーナル誌によると、ビザは、ビザ・トークン・サービスを拡大することで、デジタル決済の安全性が高まりカード情報窃盗や不正使用をさらに減らせるようになる、と話した。
ビザ・トークン・サービスに加わった商業者や決済サービス業者らはそれによって、消費者のクレジット・カード情報を自社システム（顧客データベース）から削除する代りにCOFを活用してデジタル決済をトークン化できる。その結果、ビザ・トークン・サービスに参加する商業者や決済サービス業者のシステムがハックされても、顧客のカード情報が盗まれることはない。
ビザ・トークン・サービスに新たに加わった会社には、アディエンやアジアペイ、サイバーソース、イージーデビット、フィットペイ、ペイパル、ワールドペイががある。
【http://www.paymentsjournal.com/visa-enlists-20-new-partners-to-remove-card-data-from-merchant-sites/】