Tuesday, October 30, 2018 10:07 AM
鉱業界向けにデータ解析技術を統合
ドイツのシーメンス(Siemens)とオーストラリアのデータ解析大手インターレイト(Interlate)は先日、鉱業界向けの生産性向上データ・ソリューションを提供するために覚書に署名した。
インターナショナル・マイニング誌によると、両社は、オーストラリアを中心とした鉱物業界全体の価値連鎖にわたってデータの収集と解析をてこ利用する。
オーストラリアでは、地元大手らに加えて外国大手らも採掘事業を展開しており、鉱業は大きな産業になっている。
「オーストラリアにおいてこの種の提携は初めてであり、食品&飲料や水道、廃水、石油&ガスといったほかの業界に応用できる可能性も示すものだ」と両社は声明を発表した。
同覚書は、シーメンスとインターレイトのそれぞれの技術やデータ解析を統合することで予想分析システムを開発し、それによって鉱業会社らの重要な事業資産の総寿命価値(total lifetime value)を最適化するプラットフォームを提供することを目指すもの。
両社は2017年に提携し、シーメンスの産業用モノのインターネット(IIoT=Industrial Internet of Things)プラットフォームのマインドスフィア(MindSphere)の協力会社としてインターレイトが加わっている。今回の覚書はその延長線上にある協力体制の拡充だ。