Wednesday, November 07, 2018 9:48 AM

ABB、ロボット生産ロボット工場を上海に開設へ

 スイス拠点のABBは先日、ロボットを生産するロボットを製造するための大型工場を上海に開設する計画を明らかにした。予算は1億5000万ドル。ABBはそれによって、中国のロボット市場最大手としての地位をさらに強めたい考えだ。

 インダストリー・ニュース・ダイジェスト誌によると、ABBロボティクスの中国子会社の産業ロボット製造施設となる新工場は、2020年末までに操業開始する見通し。おもに中国内向けの産業ロボットを生産する。一部のロボットはほかのアジア諸国に輸出される。

 中国はABBにとって米国に次ぐ世界2位の市場。

 中国では昨今、工場の自動化が非常に加速しており、国内企業によるロボティクス研究&開発も劇的に進化中だ。上海はその中心的存在でもある。

 中国の多くの工場ではロボットの導入増を積極化させている。工員人件費が大幅に上昇していることから、ほかの低賃金諸国と競争するためにロボットによる製造コスト抑制を図っている。

 2017年に世界で販売されたロボット3台に1台は中国に売られた。ABBの調べによると、中国は2017年に13万8000台のロボットを購入した。

http://industrynewsdigest.com/164/for-abbs-150-million-plant-in-china-robots-will-be-deployed-to-make-robots/