Thursday, January 17, 2019 9:10 AM
スプリント、AV試験場で5G通信網を構築へ
ソフトバンク傘下の米携帯電話サービス業界4位のスプリント(Sprint)は、ジョージア州ピーチツリー・コーナーズ市との協業によって、自動運転車(AV=autonomous vehicle)向け走行試験場で次世代高速無線通信技術規格5GのAV用試験環境を整備する。
ピーチツリー・コーナーズ市は、200万ドルを投じて市内のテクノロジー・パークウェイ付近にAV走行試験場を建設したばかり。
アトランタ・ジャーナル・コンスティテューション紙によると、スプリントは、そこに5G通信網を構築して、AVメーカーらが同試験場と5G通信網を使ってそれぞれのAVと車載通信機能(車車間や路車間を含むほぼすべて)を試験できるようにする。
ピーチツリー・コーナーズとスプリントの提携は、キュリオシティー・ラブ・アット・ピーチツリー・コーナーズ(Curiosity Lab at Peachtree Corners)という実験室も整備する。キュリオシティー・ラブは、5G接続技術以外の分野での次世代車向け革新案を研究および実験する空間や設備をAVメーカーや新興企業らに提供する。
ピーチツリー・コーナーズ市では、テクノロジー・パーク・アトランタという技術業界集積地区を1980年代から構築している。同AV試験場はその一環として整備された。同試験場には1.4マイルのトラックがある。同市は、自動運転シャトル(小型バス)の試験走行をそこで実施する計画も進める。