Thursday, February 07, 2019 9:01 AM
空撮データを人工知能で即時解析
商業ドローン大手デレア(Delair、フランス拠点)は5日、ドローンによる空撮情報の収集と解析に人工知能を使って自動化するデータ・プラットフォームを市場投入した。
ベンチャービート誌によると、デレア・エリアル・インテリジェンス(Delair Aerial Intelligence)と呼ばれる同プラットフォームは、もともと自社内利用を目的に構築されたが、同社がドローンの販売会社から、空撮データ処理ソフトウェアおよび周辺サービスの販売会社に進化したことを受けて、商業化されることになった。
同社はそれと同時に、デレア・ドット・エイアイ(Delair.ai)も市場投入した。デレア・ドット・エイアイは、利用者が空撮データを人工知能によって直接解析するツールを提供する。
デレアは、高性能の空撮機能を搭載した固定翼商業ドローンのメーカーとして知られ、公益事業(おもに電気やガス)や天然資源採掘、建設、農業といった業界向けにドローンを販売している。
しかし、ドローンによる空撮データがあまりにも膨大な量に上ることから利用会社側がその管理に困っていたという実情を受けて、同社はデレア・エリアル・インテリジェンスを商品化した。
同プラットフォームはクラウド基盤で、空撮データをドローンから直接受信し、人工知能によって平面と立体の空撮データにリアルタイムで変換する。その結果、利用者らはそれをもとに、その場ですぐに意思決定できるようになる。
【https://venturebeat.com/2019/02/05/delair-launches-ai-driven-platform-for-drone-data/】