Friday, February 08, 2019 9:10 AM
インフラックスデータとVMウェアが協業へ
時系列データのオープン・ソース・データベース開発大手インフラックスデータ(InfluxData)は6日、VMウェア(VMware)のパルスIoTセンター(Pulse IoT Center)に自社製品を統合する、と発表した。
インフラックスデータは、インフラックスDBという時系列データ本位型データベースを開発したことで知られる。パルスIoTセンターは、モノのインターネット(IoT=Internet of Things)基幹設備管理ソリューション。
IoTフォー・オール誌によると、両社は、インフラックスデータのインフラックスDBエンタープライズとキャパシター(Kapacitor)をパルスIoTセンターに統合した新ソリューションを産業界向けに提供する。同ソリューションは、パルスIoTセンターを使う基幹設備の末端で稼働する接続化されたIoT機器や検知器からのデータを集め、インフラックスDBエンタープライズとキャパシターによってデータと解析を最適化する。
インフラックスDBエンタープライズは、時系列データを最適化するデータベースで、キャパシターは、インフラックスデータのプラットフォーム上でリアルタイム・データの逐次処理を可能にし、大量のリアルタイム検知データを解析する。
インフラックスDBエンタープライズとキャパシターをパルスIoTセンターに統合することは、IIoT(Industrial Internet of Things)と法人用IoTワークロード群に関する大量のIoTデータおよび検知データの収集と解析、管理をつぎめなし化し大幅に簡便化する。
たとえば、パルスIoTセンターを使う産業施設や橋といった社会基盤の運用会社や管理会社らは、施設や設備のあちこちに取りつけられている検知器やIoT機器のデータを時系列かつほぼリアルタイムで収集および整理して解析し、整備や点検、補修といった保守管理を遅れることなく簡単に効率化できるようになる。
両社の提携によってインフラックスデータは自社製品の利用者基盤を拡大でき、VMウェアはパルスIoTセンターの機能性を拡充して、さらなる市場開拓の武器を強化できる。
【https://www.iotforall.com/influxdata-and-vmware-collaborate-iot-devices/】