Tuesday, February 12, 2019 9:06 AM

XL、「F-250」のPHVバージョン発表へ

 商用車や作業用車、政府機関の車両向けに電動化システムを提供しているXL(本社マサチューセッツ州)は、2019年3月にインディアナ州インディアナポリスで開催されるNTEAワークトラックショーで、フォード「F-250」ピックアップ・トラックのプラグイン・ハイブリッド車(PHV)バージョンを発表する。

 グリーン・カー・コングレスによると、18年のショーでは「F-150」のPHVバージョンと「F-250」のハイブリッド車(HV)バージョンを発表していた。

 「F-250」PHV版の発表は、同社のPHV製品ラインが順調に拡大し続けていることを示している。「F-150」PHV版については燃費を50%改善し、二酸化炭素(CO2)排出量を33%削減しており、18年にCPSエナジー(テキサス州)、タコマ・パブリック・ユーティリティ(ワシントン州)、カリフォルニア州パロアルトといった自治体や電気・ガス事業者向けに納車を開始している。

 PHV「F-250」も同様に、一般的なレベル1および2の充電器で充電できるリチウムイオンバッテリーパックを使ったドライブシャフトマウントの電動モーターを搭載する。回生ブレーキも搭載し、減速時にバッテリーに電気を蓄え、加速時にそのエネルギーを使って車両の推進を助ける。

 XLのプラグイン・ハイブリッド電動システムは、既存のガソリンエンジンと並行して作動するため航続距離、性能、インフラの要件などを気にする必要がなく、XLはトラック電動化などのサービス業者を対象とするフォードの「eQVM」認証を受けているため、フォードの標準的なメーカー保証も受けられる。

https://www.greencarcongress.com/2019/02/20190206-xl250.html