Thursday, February 14, 2019 9:16 AM
ハブジェクトとグリーンロッツ、EV充電システムで提携
電気自動車(EV)向け充電施設の共通課金システムを手掛けるドイツ拠点の合弁事業ハブジェクト(Hubject)は、北米地域に国際ISO規格「15118」準拠のデジタル証明書技術プラグ&チャージ(Plug & Charge)を導入するため、EV充電施設を開発・運営するグリーンロッツ(Greenlots、カリフォルニア州)と協力する。
グリーンカー・コングレスによると、プラグ&チャージを搭載した車は、充電料金の支払いの際にアプリやカードを使う必要がなくなる。これは、ハブジェクトとグリーンロッツとの提携によって実現する。グリーンロッツは最近、シェル・ニュー・エナジーの完全子会社となった。
ハブジェクトのプラグ&チャージ技術体系と、グリーンロッツの公共インフラ「SKY」ネットワークが協力することで、EVはプラグを車につなぐだけで充電できる。この技術によって、非接触ICカードやアプリをベースにした支払いシステムは今後数年で不要になると考えられ、EVの充電はより簡単になり、ガソリン補給よりも利用しやすくな見込み。
このシステムの最大の利点は利用者のプライバシー保護と安全性にあり、これが大手自動車メーカーのほぼ全社から承認を獲得した理由でもある。プラグ&チャージシステムの確実なデジタルコミュニケーションは、コネクテッドモビリティ業界の企業とドライバーの双方に安心感を与える。
ISO 15118に準拠した手順によって、グリーンロッツはネットワークの運営者により広範で高度な管理とコスト効率を提供する。
スマート充電は、確実に車両とインフラをつなぐという性質上、公共サービス企業、輸送会社をはじめとする複数の業界に恩恵をもたらすことになる。
https://www.greencarcongress.com/2019/02/20190208-hubject.html