Thursday, February 14, 2019 9:30 AM
ノキア、IoTサービスの実装と設定を大幅に簡便化
ノキア（Nokia）は13日、通信サービス会社らがモノのインターネット（IoT=Internet of Things）サービスの法人向け提供を簡便化できるようにする包括的なIoTパッケージ群を市場投入した。
ZDネット誌によると、それらのパッケージ群には、1）スマート農業、2）家畜管理、3）物流、4）資産管理、の4分野があり、IoT向け接続機能と関連サービスを提供するノキアのIoTプラットフォーム上に構築されている。
それらのパッケージ群は、無線通信網サービス業者らがそれら4つの垂直市場（vertical markets、当該業界の上流から下流までを含む市場）向けにIoTサービスを提供したい場合に、業界ごとの専門性や要件にみずから対応しなくても済むよう設計されている。
IoTは、一部の業界やひとにぎりの大企業では進んでいるものの、全体的にはまだ黎明期にある。接続化された検知器や、設備類および機器類の接続化、無線接続網の構築と管理システム、そして、それらを無線通信網につなげて、クラウド電算システム上にあるデータ解析アプリケーションを走らせるといった一連の環境整備は、多くの業界や会社にとって非常に面倒だ。
通信サービス会社らにとってもそれは同じで、また、業界ごとに要件が違うため、通信サービス会社側でも業界ごとのIoTサービスを設計して提供するにはいたっていない。
通信サービス会社らは、ノキアのIoTパッケージを採用することで、上述4業界の顧客会社向けにIoTサービスをすぐに提供できるようになる。
【https://www.zdnet.com/article/nokia-wants-to-make-your-iot-project-easier-to-set-up-and-run/】