Friday, February 15, 2019 9:24 AM
ワッツアップで空調システムを操作可能に
建物管理技術を開発するワイズステイト(Wisestate)は、モバイル・メッセージング・アプリケーションのワッツアップ(WhatsApp)やテレグラム(Telegram)を使って建物の空調システムを管理できるようにする通信技術を発表した。
IoT・フォー・オール誌によると、施設管理者らはそれによって、時間や場所を問わず空調システムを管理できるようになる。同社の通信技術はモノのインターネット(IoT=Internet of Things)技術を活用し、空調システムを直接的に操作できるようにする。
遠隔操作の機能によって、現場で常時監視する必要性が減少するため、資源を効率的に使って反応時間を短縮できるのが同手法の利点だ。
同技術では、施設管理者同士のコミュニケーションや空調システムの操作を口頭と記述の両方で実行できる。文法の間違いを検出したり、俗語の意味も正しく解釈できるほどの水準に達している、とワイズステイトは説明している。
同技術は、ワイズステイトとキメラ・エネルギー・エフィシェンシー(Quimera Energy Efficiency)の提携のもとに開発された。また、ノー・インターフェイス(No Interface)も開発に参加した。3社は今後、それぞれの顧客への製品提供でも協力していく。
同技術は、ロンドンのハイアット・リージェンシー・ザ・チャーチル・ホテルにすでに導入されている。同ホテルでは、施設管理担当者が温度や水量といったデータについての質問をして、リアルタイムの情報を入手するといった使い方をしている。
【https://www.iotforall.com/wisestate-enables-buildings-to-talk-via-whatsapp-and-telegram/】