Friday, February 22, 2019 9:20 AM
携帯電話通信網でIoT向け資産管理を向上
携帯電話通信網を介した位置情報サービスを提供するポルト・コーポレーション(Polte Corporation)と、携帯電話通信網向けモノのインターネット(IoT=Internet of Things)ソリューションを提供するニンブルリンク(NimbeLink)が提携した。
プログレス・ニュースによると、両社は、ポルトの位置情報ソフトウェアをニンブルの資産追跡システム「AT2」および「AT4」に組み込む。両社はさらに、LTE(4G)通信用チップを設計するシークアンス・コミュニケーションズ(Sequans Communications)とポルトの提携関係を利用して、ニンブルがポルトのソフトウェアをシークアンスのモナーク(Monarch)プラットフォームに組み込む。
ニンブルは最近、防塵および防水の小型資産追跡機器のAT4を発表した。AT4は充電可能の機器で、携帯電話通信網技術のLTE-M/NB-IoTを搭載し、氷点下20℃から60℃の温度で動作する。また、屋内および屋外のワイファイ(Wi-Fi)通信環境にも対応する。
AT2シリーズは、頑丈な筐体のなかに温度や湿度、動作の検知器群を搭載し、米国と欧州のGPSやワイファイ、携帯電話通信網に応じて設定できる。
ポルトの位置情報ソリューションは、4Gと5Gの信号とクラウド電算を利用して、屋内外の位置情報を正確に把握する。クラウド上で独自のアルゴリズムを使って位置を計算するため、携帯電話通信網基盤のほかの位置情報ソリューションより高性能で、現場で迅速に実装できるという利点がある。
「当社のソフトウェア技術によってニンブルの資産追跡装置の機能を高めるられる。コスト効果が高く電池寿命の長いIoT追跡機器への需要は、今後も劇的に伸び続けるだろう」と、ポルトのエド・チャオCEOは語っている。
一方、ニンブルリンクのスコット・シュワルブCEOは、「GPSとワイファイでハイブリッド化できるポルトのソリューションは、当社の資産追跡機器にとって非常に興味深く、有益な機能をもたらす」と話した。