Tuesday, April 09, 2019 9:59 AM
エヌビディア、クララAIを放射線技師向けに提供へ
GPU(graphics processing unit)最大手のエヌビディア(Nvidia)は8日、自社の医療業務向け人工知能クララAI(Clara AI)ツールキットをアメリカン放射線大学(American College of Radiology=ACR)データ科学研究所傘下の人工知能研究室「ACR AI-LAB」のプラットフォームに統合中であることを明らかにした。ACR AI-LAB自体も現在、構築されている最中。
ベンチャービート誌によると、クララAIとACR AI-LABプラットフォームが統合されると、米国内の放射線技師3万8000人に機械学習モデルが無償提供され、各人が機械学習技術を自由に使えるようになる。
エヌビディアとACRは、オハイオ州立大学とマサチューセッツ・ジェネラル病院、ブリンガム・アンド・ウィメンズ病院の臨床データ科学センター(Center for Clinical Data Science=CCDS)において、クララAIとACR AI-LABプラットフォームを3ヵ月間にわたって試験運用した。
GEヘルスケアとニュアンス(Nuance)もACR AI-LABのために放射線技師向け人工知能共用モデルの構築に協力している。
ACR AI-LABは、クララAIを統合したプラットフォームを5月にも公開する計画。放射線技師らはそれを使うことで、エックス線写真と病状または症状の関係を機械学習モデルに学習させてデータベース化でき、診断の速度と精度を上げることを大幅に簡便化できる。
【https://venturebeat.com/2019/04/08/nvidia-wants-ai-clara-to-be-the-ai-platform-for-radiologists/】