Monday, April 15, 2019 10:19 AM
アルバートソンズ、IBMフード・トラストに参加
米国で約2300店舗を展開するスーパーマーケットおよび医薬品小売大手のアルバートソンズ・カンパニーズ(Albertsons Companies)は、ブロックチェーン基盤の食品供給網管理システム「IBMフード・トラスト(Food Trust)」に参加する。
IBMフード・トラストは、食品の生産地から梱包日、出荷時の保存温度、店舗の棚に陳列されるまでのあらゆる取り引きをブロックチェーン・ソリューションによって記録することで、食品供給網全体の透明性と信頼性の改善を目指すもの。食品の安全性から鮮度、有機栽培、公正取引の認証照合、廃棄物削減、持続性にいたるまで、食品に関するあらゆる課題に対処できると期待される。
ベンチャービート誌によると、IBMフード・トラストにはすでに50以上の食品ブランドが参加し、500万超の商品が追跡対象となっている。
アルバートソンズは、同社の流通センター1ヵ所から出荷されるロメイン・レタスの追跡にIBMフード・トラストを試験運用し、その後、ほかの食品や流通網全体への拡大を検討する。
参加企業らは、IBMが運営する情報サイト「IBMデベロッパーワークス(IBM DeveloperWorks)」を介してAPI(application programming interface)と活用法説明にアクセスし、自社ITシステムやデータ源、第三者技術とIBMフード・トラストを連携させる。
IBMフード・トラストは、食品生態系に属する企業に定額制サービスとして提供されている。
【https://venturebeat.com/2019/04/11/albertsons-will-use-ibms-blockchain-network-to-trace-romaine-lettuce-supply-chain/】