Tuesday, March 03, 2020 9:05 AM
デロイト、転勤者を支援するVRプラットフォームを発表
デロイト(Deloitte)は2日、同社が進める「タックス・イン・2020(Tax in 2020)」構想の一環として、自社の転勤者たちを支援するイマーシヴ・モビリティー(Immersive Mobility)という仮想現実(virtual reality=VR)基盤プラットフォームを発表した。
アカウンティング・トゥデイ誌によると、イマーシヴ・モビリティーは、社員の転勤にともなう経費や環境への影響を最小限に抑えるよう設計されている。
たとえば、新たな赴任地の市内を360度で仮想体験できる機能や不動産物件の内見のほか、VRと動画、そのほかの機能を混合した複合現実(virtual reality=MRI)による研修をオンラインで可能にする。同社はそれによって、転勤による新環境への適応や準備に関する社員とその家族たちの負担軽減を図り、結果として、転勤にかかわるコストや環境への負荷を抑えることができる、と同社は考えている。
イマーシヴ・モビリティーは、デロイトの米国内社員向けに運用されるが、将来的には顧客企業に提供されることも想定される。ソフトウェアを拡充すれば、世界中の都市への転勤にも対応可能となり、多国籍企業向けの転勤支援にも役立つとみられる。
【https://www.accountingtoday.com/news/deloitte-introduces-vr-platform-for-relocating-staff】