Wednesday, March 11, 2020 9:53 AM
拡張現実、オンライン小売市場で導入増
バーバリー(Burberry)や1-800-フラワーズ・ドット・コム(1-800-Flowers.com)、エイソス(ASOS)は最近、オンライン消費者の買い物体験を向上させるために、拡張現実(augmented reality=AR)をそれぞれのアプリケーションに組み込んだ。
リテイル・ワイヤー誌によると、バーバリーはグーグルと提携してグーグル検索技術を自社アプリケーションと統合し、消費者がスマートフォンを使って製品の立体版を実物の物体(物理的に利用者のそばにある物体)と比較できるようにした。
「買うか買わないかの意思決定に際し、より多くの直感的視覚情報を表示することは高級品の消費者にとってますます重要になっている」とバーバリーは話している。
一方、1-800-フラワーズはことしのヴァレンタインズ・デイにあわせて、オンライン消費者が花束をあらゆる角度から立体的に閲覧できるようにし、消費者が実際にいる空間でそれがどのように見えるかを表示できるAR機能をアプリケーションに組み込んだ。
かたやエイソスは、異なる体型やサイズに当該商品(女性用の衣服)を模擬的に試着できるARツールのシー・マイ・フィット(See My Fit)を自社アプリケーションに統合した欧州最初のファッション小売会社となった。
そのほか、インスタグラム(Instagram)は、ワービー・パーカー(Warby Parker)やMACコズメティックス、レイバン(Ray-Ban)、NARSコズメティックスとの提携のもと、AR買い物機能の試験を2019年10月から実施している。
めがねやサングラスをオンライン販売する新興企業のワービー・パーカーはそれに先立って、アップル(Apple)のフェイスID機能を活用した仮想試着AR機能「ヴァーチャル・トライ・オン(Virtual Try-On)」をウェブサイトで可能にした。フェイスID機能によって顔の3万ヵ所を測定し、似合うと思われるフレームを推奨するほか、めがねがどのように見えるかをAR機能によって立体的に表示する。
【https://retailwire.com/discussion/will-augmented-reality-tech-effectively-bring-the-try-on-experience-online/】