Thursday, March 12, 2020 10:14 AM
エンターテイメント・ソフトウェア協会、E3を中止
米国のエンターテイメント・ソフトウェア協会(Entertainment Software Association=ESA)は11日、北米最大のゲーミング業界見本市であるE3の開催を中止したことを発表した。武漢ウイルス「コーヴィッド19」の感染拡大を受けた措置だ。
ことしのE3は、6月9〜11日にロサンゼルスで開かれる予定だった。
ヴァージ誌によると、ESAは、「われわれの会員たちが最新の技術やサービス、商品を紹介できるよう、オンライン体験といった何らかの代替策(別の選択肢)を模索している」と話した。詳細はこれから協議されるが、出展会社らが自社製品を紹介するオンライン発表会やオンライン分科会が計画される可能性が高いとみられる。
また、任天堂が数年前から実施している独自の逐次配信記者会見「任天堂ダイレクツ」のように、個々の会社がそれぞれにライブ催事を逐次配信する形態による情報発信を実施する可能性も高まっている。
マイクロソフトをはじめゲーミング業界の大手らは、中止決定を支持する声明をあいついで表明した。
E3は、日本の会社も多数出展するゲーミング業界見本市。前回のE3には世界中から約6万6000人が参加した。
同日、世界保健機関(World Health Organization=WHO)は武漢ウイルスをパンデミックとようやく宣言した。WHOによるパンデミック宣言は、2009年に発生した新型インフルエンザ「H1N1」以来初めて。
【https://www.theverge.com/2020/3/11/21175083/e3-gdc-cancelations-esa-streaming-nintendo-microsoft-gamemakers】