Thursday, April 23, 2020 9:58 AM
住友商事、ワンスカイ・システムズに投資
住友商事は20日、ペンシルバニア州拠点の無人飛行管理(unmanned traffic management=UTM)技術サービス新興企業ワンスカイ・システムズ(OneSky Systems)に投資したことを明らかにした。
住友は、ワンスカイが実施したシリーズAの資金調達に参加して投資を実行。投資額は非公表だが、数億円とみられる。ワンスカイの調達額も公表されていない。
エイヴィエイション・トゥデイ誌によると、アナリティカル・グラフィクス(Analytical Graphics)によって2018年1月に起業されたワンスカイは、アナリティカル・グラフィクスのソフトウェア製品群を航空ナヴィゲーション・サービスや飛行模擬化、航空管制、リアルタイム飛行追跡、衝突回避といった各種機能に応用し、安全かつ正確な無人飛行を可能にする。
ワンスカイは、自社のUTMプラットフォームを使って試験飛行を開始したことを2019年5月に発表した。その試験では、NUAIR(Northeast UAS Airspace Integration Research)とニューヨーク州のグリフィス国際空港の協力を得ている。
航空宇宙局(NASA)は3月に、最初の都市部航空移動保全チャレンジ(Urban Air Mobility Grand Challenge)という催事において、開発向け航空模擬化協力会社としてワンスカイを選んだ。ワンスカイはそのため、無人飛行管理技術の分野で有望視される技術プラットフォームの提供会社として将来性がある一社と位置づけられる。
【https://www.aviationtoday.com/2020/04/21/sumitomo-acquires-stake-onesky-adding-utm-japanese-air-mobility-mission/】