Tuesday, April 28, 2020 10:21 AM
コカ・コーラ、マイクロソフトと5年契約
コカ・コーラ(Coca-Cola)は、マイクロソフト(Microsoft)のクラウド電算プラットフォーム「アジュール(Azure)」と顧客サービス・ソフトウェア「ダイナミクス(Dynamics)365」、マイクロソフト・チームス(Teams)といったアプリケーション群を含むマイクロソフト365を採用する5年契約によって、事業運営に使われる各種のデジタル・ソリューションを標準化する。両社は27日、今回の合意を戦略的提携と表現した。契約金は非公表。
ジョージア州アトランタ拠点のコカ・コーラはこれまで、クラウド電算プラットフォームにはアマゾン・ウェブ・サービシズ(Amazon Web Services=AWS)を使い、各種の業務用クラウド・ソフトウェアにはセールスフォース(Salesforce)を含む複数のソフトウェア会社の製品を使ってきた。
ギークワイヤー誌によると、コカ・コーラがマイクロソフト以外のクラウド・サービスやソフトウェアからマイクロソフト製に完全に移行するかどうかについて両社は言及していない。そのため、コカ・コーラは、マイクロソフト製を原則として標準技術ソリューションと位置づけながらも、部分的には他社製を使い続ける可能性もある。
同提携のもと、コカ・コーラの電話対応センター管理者らは、ダイナミクス365の人工知能を導入し、毎日寄せられる各種の問い合わせ電話への対応を部分的に自動化する。それと同時に、コカ・コーラの供給網において生産業者や小売業者にとって何が最重要の問題かを特定し、その解決に迅速に取り組めるようにする。
コカ・コーラはそのほか、小規模のオンライン会議やオンライン協業向けにマイクロソフト・チームスを使うことに加え、新型コロナウイルスによる自宅勤務の激増を受けた大規模の動画会議をマイクロソフト365ライブ・イベンツ(Live Events)によって実施できるようにする。
【https://www.geekwire.com/2020/microsoft-signs-coca-cola-co-5-year-deal-cloud-tech-business-software-deal/】