Wednesday, May 13, 2020 10:09 AM

ラスベガスとNTT、スマート都市化事業を拡大

 ネバダ州ラスベガスとNTTは13日、同社が推進するスマート都市化事業のアクセラレート・スマート(Accelerate Smart)を拡大し、コミュニティー・ヒーリング・ガーデンとラスベガス・ブルヴァードの一部も同事業に含めることを発表した。

 ビジネス・ワイヤーによると、NTTとラスベガスは、スマート都市化事業での提携の一環として、対象範囲をボブ・バスキン・パークとロータリー・パーク、ステューパック・パーク、エセル・ピアソン・パークにも2020年夏までに拡張し、さらに6つの公園を2020年末までに追加する。

 アクセラレート・スマートは、スマート都市化ソリューションを活用することで都市機能をスマート化する事業。ラスベガスとNTTは提携のもと、市内の道路交差点に設置した接続カメラ群と無線接続通信ソリューションを活用して、盗難車捜索や交通渋滞解消、警備(防犯)を向上させる考えだ。

 NTTは、2019年に着手したラスベガスでのスマート都市化事業を他州の都市にも拡大する方針をすでに打ち出しており、テキサス州オースティンやカリフォルニア大学バークリー校で類似のサービスを開始する計画だ。

 NTTはまた、スマート都市化ソリューションの試験運用をマレーシアでも展開している。

 同社は、スマート都市化ソリューション事業の拡充に注力している。同社は、同事業の累計売り上げを2023年までに10億ドルに拡大させたい考えだ。

https://www.businesswire.com/news/home/20200513005261/en/City-Las-Vegas-Accelerate-Smart-Cities-Project