Tuesday, August 11, 2020 10:39 AM
ホワイトハウス、100MHzの周波数競売を計画
ホワイトハウスは10日、中間周波数帯域(midband)の100メガヘルツ(MHz)を競売にかける計画を明らかにした。
ロイター通信によると、米国では、100MHzの周波数は軍事用に指定されてきたが、トランプ政権は、5G通信の成長を加速させるために同周波数の商業利用を2022年中盤に開始できるようにする。
連邦通信委員会(Federal Communications Commission=FCC)が同競売を実施し、ベライゾンやAT&T、Tモバイルをはじめとする無線通信サービス会社らが入札するとみられる。入札は2021年12月に開始され、翌年夏には、落札会社が同周波数の5G通信向け運用を開始できると予想される。
中間周波数帯域は、5Gサービスの普及と拡充にとって重要と位置づけられる。地理的範囲の拡大と大量のデータ転送の両方を可能にすることがその理由だ、とFCCのアジット・パイ委員長は話した。その結果、米国の5Gサービスは、キャリヤー(通信サービス提供会社)や技術会社らに商機をもたらし、消費者には新たなソリューションや大容量データ転送の利用機会をもたらす。
「100MHzの競売は、5G通信における米国の競争力と主導的立場をさらに盤石化するための一里塚となる」とパイ氏は述べた。
【https://www.reuters.com/article/us-whitehouse-dod-spectrum-auction/white-house-announces-spectrum-auction-to-fuel-5g-growth-idUSKCN2562GB】