Tuesday, October 13, 2020 9:45 AM

ベルギー、5G通信網からファーウェイ製を排除

 フランスの無線通信サービス大手オレンジ(Orange)とベルギーのプロキシマス(Proximus)は先日、5G通信網をベルギーで構築するための機器の調達先としてフィンランドのノキア(Nokia)を選んだ。

 ロイターによると、オレンジもプロキシマスも中国ファーウェイ(Huawei)製機器をこれまで使ってきたが、米政府からのファーウェイ製品排除圧力を受けて、ファーウェイからノキアに切り替えた。

 プロキシマスは、スウェーデンのエリクソン(Ericsson)製機器も併用する方針だ。

 ベルギーの首都ブリュッセルは、北大西洋条約機構(NATO)の本部と欧州連合(EU)の政府および議会が置かれる都市だ。

 ファーウェイ製の通信機器を使うと、通信内容が中国共産党に筒抜けになる、と米国のドナルド・トランプ大統領は2019年から世界に警告を発している。

 オレンジとプロキシマスは、5G通信網の構築に採用する機器に加えて、既存通信網にすでに使われているファーウェイ製機器を2023年までにノキアまたはエリクソンの製品に置き換える計画だ。

https://www.reuters.com/article/us-orange-nokia-security-5g/huawei-ousted-from-heart-of-eu-as-nokia-wins-belgian-5g-contracts-idUSKBN26U0YY