Wednesday, October 12, 2016 10:16 AM
ユーチューバーと企業の取り引きを表経済に〜グーグルのフェイムビット買収
持ち株親会社アルファベット(Alphabet)傘下のグーグル(Google)は11日、新興企業のフェイムビット(FameBit、サンタ・モニカ拠点)を買収したことを明らかにした。
フェイムビットのサービスは、「ブランド・コンテントのために好影響を導くマーケティング・プラットフォーム」と描写される。
簡単に言い換えるなら、ブランド企業が、影響力のあるユーチューバー(ユーチューブに独自コンテントを投稿することで広告収入を稼ぐ人たち)と協業して、その会社のブランドや商品を宣伝するコンテントを作製する仕組みを提供しているのがフェイムビットということになる。
ヴァージ誌によると、ユーチューバーたちのなかには、自作コンテントの再生回数に応じた広告収入をユーチューブから得るほかに、ブランド企業のマーケティング担当者らと協力することで、そのブランドの好感度を向上させたり支持者たちを維持したりといった効果を狙った動画を共同で作製してその会社から販促広報サービス料金を稼ぐ人たちが激増している。
グーグルは、フェイムビットを傘下に収めることで、これまでユーチューブの影の経済だったブランド・コンテント市場を主流のユーチューブ・プラットフォームに昇華させる計画だ。
【http://www.theverge.com/2016/10/11/13246710/youtube-famebit-branded-content-product-promotion】