Friday, November 13, 2020 9:28 AM
京セラ、カリフォルニア拠点のSLDレーザーを買収へ
京セラは11月12日、カリフォルニア州ゴリータ拠点の新興企業SLDレーザー(SLD Laser)の100%を取得して買収することで合意したことを明らかにした。
ビジネス・ワイヤーによると、SLDレーザーは合意のもと、当局の承認を経て京セラの事業部門として運営される見通しだ。買収額は477億円。買収手続きは2021年1月以降に完了する見込み。
旧社名ソラー・レーザー・ダイオード(Soraa Laser Diode)として知られるSLDレーザーは、GaN(窒化ガリウム)基盤のレーザー・ダイオード製品を主力とし、高効率かつ高輝度のレーザー製品を特殊照明事業や移動端末類に提供している。
京セラは、SLDレーザーを吸収することで発光ダイオード技術の開発と市場開拓を強化したい考えだ。
SLDレーザーは、ノーベル物理学賞を2014年に受賞した中村修二氏が共同創業者で、最高技術責任者を務めている。中村氏は、青色発光ダイオードを開発した人物。同社の従業員数は169人。米国とドイツ、日本、中国に事業拠点を持つ。
https://www.businesswire.com/news/home/20201112005440/en/KYOCERA-to-Acquire-100-Ownership-of-California-Based-SLD-Laser