Monday, October 17, 2016 10:34 AM
ツイッター、身売り計画が座礁〜セールスフォースのCEOが撤退を公式表明
セールスフォース(Salesforce.com)は、ツイッター(Twitter)を買収する最有力候補とみられていたが、セールスフォースのマーク・ベニオフ最高経営責任者(CEO)は14日、「多くの理由で(ツイッターは)われわれにとって適していない」と語り、ツイッター買収案から撤退した。
インベスターズ・ビジネス・デイリー紙によると、ツイッター株は同発言を受けてふたたび暴落し、有力な買い手が視界にないこともあって身売り計画の座礁に直面した。
セールスフォースのほかウォルト・ディズニーとグーグルもツイッター買収に関心を持っていたと報じられたが、両社ともすでに撤退している。
セールスフォースの株主は、セールスフォースの法人向けクラウド電算サービスとツイッターの短文投稿サービスに相乗効果を期待できないことと、ツイッター買収額が200億ドルに達することを理由に、激しい反意を明示していた。
ツイッターは、新たな買い手が現れないかぎり自力での再建を目指すことになるが、利用者数と広告収入の伸び悩みに加え、販促費用の継続的増加によって黒転の見込みが厳しい状況にある。株価が続落して時価総額が大幅に下がり売却額が手ごろになれば、別の買い手候補が出てくる可能性はある。
【http://www.investors.com/news/technology/salesforce-com-officially-rules-out-twitter-bid-report/】