Thursday, March 03, 2022 11:00 AM
ロシアから西側へのサイバー攻撃激化に注意喚起
サイバーセキュリティー専門家は、ロシアによるウクライナへの軍事攻撃を受けて、ロシアによる西側陣営へのサイバー攻撃が激増している、と警鐘を鳴らしている。
WJAR(NBC系テレビ放送局)によると、セキュア・フューチャー・テック・ソリューションズ(Secure Future Tech Solutions)のエリック・ショア氏は、ロシアが西側諸国による対露経済制裁に報復するためにコンピューター通信網や端末への侵入を強めており、「非常に深刻」な状態になっている、と警告した。
同社は、ハックされたコンピューター・システムを再構築する事業を展開している。
G7やそのほかの欧州諸国が対露制裁を強めれば強めるほど、ロシアのサイバー軍とロシア政府と協力関係にあるサイバー犯罪集団による報復が激化する、と同氏は予想する。
「対米サイバー攻撃は2021年に300%以上増えたという調査報告もある」と同氏は話しており、ことしにはさらに激増する可能性があり、被害を受ける政府機関や会社、団体、組織が急増すると予想される。
ロシアによるサイバー攻撃は、中小企業から大企業まで数え切れない会社や各種の団を標的とする。同氏によると、「サイバー戦争の目的は、できるだけ多くのコンピューターに侵入してあなたのシステムを制御することにある」「それが米国政府や米金融業界への攻撃につながる」。
同氏は、ロシアからのサイバー攻撃にいますぐ対抗するための下記5つの対策を推奨している。
1)ファイヤーウォールの導入と強化
2)抗ウイルス・システムの導入と強化
3)複雑なパスワードの設定
4)端末を使う際の複数認証の設定
5)フィッシング・メールの注意徹底
「それらをいますぐに実行することがきわめて大事だ」「自前のIT資源がない中小企業であれば、技術サービス会社に依頼して、サイバーセキュリティーを強化する方法を決めてすぐに実施する必要がある」と同氏は述べた。
https://turnto10.com/news/local/security-expert-warns-about-cyberattacks-on-your-devices-from-russian-hackers-retailiate-against-us-economic-sanctions-war-ukraine