Monday, March 07, 2022 12:45 PM
アップル、米国内事務所群を4月11日に再開
アップル(Apple)のティム・クックCEOは3月4日、4月11日に米国内事務所群を再開する方針を米国内従業員らに通知した。コーヴィッド(Covid)19の症例が全米で継続的に減少し、ワクチン接種完了率も上がり、ほとんどの主要都市で各種の感染対策や規則が大幅緩和あるいは撤廃されたことを受けた措置だ。
ウォール・ストリート・ジャーナルによると、アップルは出社再開に段階的に取り組み、当初には週1日の出社、5月下旬からは最大週3日の出社に増やし、それと同時に水曜日と金曜日を柔軟勤務の曜日に指定する。
「われわれは、直接一緒に働くことによって生まれる協力や仲間意識を楽しみにしている」とクック氏は述べた。
同社はこれまで、暫定的な出社再開計画を打ち出してきたが、ほかの技術大手らと同様に、新型コロナウイルスのデルタ株(2021年7月)とオミクロン株(2021年12月)の感染数急増を受けて事務所再開日を延期してきた。
アップルは、グーグルやマイクロソフト、メタ・プラットフォームス(旧フェイスブック)をはじめとする技術業界大手らと同じように、2020年3月下旬にパンデミックが始まって以来、基盤業務職以外の全従業員を完全遠隔労働に移行させた。アップル従業員らは遠隔労働を開始してから2年以上が経過したのち、職場に復帰することになる。
グーグルも先日、サンフランシスコ湾岸地域の事務所群を4月4日に再開する方針を発表したばかり。そのほか、メタやアメリカン・エキスプレスス、ウェルズ・ファーゴは3月末に出勤を再開させる方針を決めている。それらほとんどは、最高で週3日出社のハイブリッド労働を実施する。
https://www.wsj.com/articles/apple-sets-return-to-office-date-for-april-11-11646428969?mod=tech_lead_pos7