Monday, May 09, 2022 11:25 AM

フォーチュン500社の94%がブロックチェーン活用を計画

 フォーチュン500社の経営者200人を対象に、ラピッド・イノヴェーション(Rapid Innovation)の依頼によって実施された調査では、ブロックチェーン技術が近未来に世界経済を変革する可能性がある、と大部分が考えていることがわかった。

 ビーインクリプト誌によると、一部の技術大手らは独自のデジタル・トークンをすでに立ち上げており、ウェブ3に関連する取り組むを積極化させている。

 ウェブ3(Web3.0またはWeb3)とは、一般的にはパブリック・ブロックチェーン技術を基盤として非中央化(分散型)のインターネット接続網とそれを土台に構築されるインターネット世界を指し、次世代のインターネットの姿またはあり方と位置づけられる概念だ。

 「大手ソフトウェア会社らは、分散型台帳技術やブロックチェーンによるデータ交換や仕事の流れの自動化を実現するために専門部署を立ち上げている」「また、オンライン小売会社らは、ビットコインに代表される暗号通貨でのデジタル決済に対応するシステム整備に取り組んでいる」、とラピッド・イノヴェーションは話している。

 同社のジェシー・アングレンCEOは、中小から大企業までブロックチェーン技術の応用や導入に関心を寄せる会社は近年に急増しており、自身の事業をブロックチェーンに対応させなければ競合社や新規参入会社らとの競争に敗れるという危機感をつのらせている、と指摘する。

 ラピッド・イノヴェーションによると、今回の調査では、回答者の94%がブロックチェーンの採用や導入、活用をすでに計画していることがわかった。また、89%は、今後10年間におけるウェブ3の革新が次の100年間の事業を決定づける、と考えていることもわかった。

 法律や規制に関しては、回答者の37%が近い将来にどうなるのかわからない、と回答した。「政府は、投資家を保護するために規制しなければならないが、それと同時に、新技術によって米産業界が世界に先行できるよう、技術革新を阻害してはいけないことも認識している」とラピッド・イノヴェーションは話した。

https://beincrypto.com/fortune-500-94-of-surveyed-execs-have-blockchain-project-plans/