Tuesday, August 30, 2022 11:50 AM

NTTとVMウェア、インテル、協業に合意

 NTTとVMウェア(VMware)は、急拡大中のプライベート5G市場を取り込むために、マネージド末端電算とプライベート5Gを統合したサービスを共同で提供する計画だ。

 SDxセントラル誌によると、8月29日に明らかになった両社の同合意では、NTTが2021年に発表したプライベート5G基盤のナース(NaaS=Network-as-a-Service)プラットフォームをVMウェアが採用して末端電算サービスを顧客会社らに提供する。

 NTTはそれにともなって、VMウェアのエッジ・コンピュート・スタック(Edge Compute Stack)を新たな「サービスとしての末端電算(edge-as-a-service)」製品の基盤として採用する。

 VMウェアの末端電算プラットフォームは、末端電算専用アプリケーション群を稼働させるための仮想機械とコンテイナー基盤スタックを統合したものだ。

 NTTではまた、プライベート5Gと末端電算、モノのインターネット(Internet of Things=IoT)サービスを同梱した「サービスとしての末端電算」を販売する計画だ。プライベート5Gと5G対応の末端電算のほか、ナースやマルチクラウド・サービスを活用したい会社らにとってワン・ストップ・ショップとして機能することがNTTのねらいだ。

 両社の協業にはインテル(Intel)も加わった。インテルは、NTTの5GナースとVMウェアのエッジ・コンピュート・スタックの利用会社らに対応ハードウェアを提供する。

 米国NTTグループのシャヒード・アーメッド上席副社長兼ニュー・ベンチャース&革新部門CEOは、「顧客会社らの要望に応じて1万平方フィートでも10万平方フィートでも、現場の調査から設計、導入、試験、サービス水準合意まで包括的サービスを提供できる」と話した。

https://www.sdxcentral.com/articles/news/ntt-vmware-intel-team-for-private-5g-edge-tasks/2022/08/