Monday, September 12, 2022 11:50 AM
ロブロックス、3D広告事業を2023年に開始
オンライン・ゲーミング・プラットフォーム大手のロブロックス(Roblox)は9月9日、ゲーム内デジタル・アイテム販売以外の収入源を拡充するために、自社のゲーミング・プラットフォームで三次元(3D)広告を2023年に開始する予定だと発表した。
ロイター通信によると、ロブロックスは、開発者たちおよび一部の広告主らとともに、2022年末までに三次元広告を試験する計画だ。
三次元広告は「没入型広告(immersive ads)」として知られる。同社は、三次元広告を13歳以上の利用者に限定して試験する方針だ。
デジタル広告市場は現在、低迷状態にある。マクロ経済の見通しが悪化しているためだ。特に、記録的な高インフレーションによる消費減を受けた売り上げ不振から、多くの会社が広告予算の引き締めに傾いている。
ロブロックスは、需要低迷に対抗するために、ゲーミング・プラットフォーム商業化の多様化に取り組んでおり、その一環としてメタヴァースの構築に照準している。同社は、仮想世界での交流や買い物、娯楽といった仮想消費活動を販売機会に転換させようとねらう会社らを標的市場にして、三次元広告の本格的事業化を図る考えだ。
同社は現在、売り上げのほとんどを仮想通貨「ローバックス(Robux)」から得ている。ローバックスは、子どもを含む利用者たちがアクセサリーやペットといったゲーム内デジタル・アイテムを購入し、プレイヤーのアヴァターをアップグレードするために使われる。
https://www.reuters.com/technology/roblox-launch-3d-advertising-next-year-2022-09-09/