Thursday, October 20, 2016 10:18 AM

規制当局ら、銀行のサイバー攻撃対策を強化〜セキュリティー標準案を公表

 米金融機関規制当局らは19日、金融市場と消費者を金融機関へのサイバー攻撃から守るためのサイバー・セキュリティー標準の概要を明らかにした。

 フォーチュン誌によると、サイバー攻撃対策案が最終化されれば、米国の主要金融機関は、市場でもっとも洗練されたハッキング対抗ツール群を導入し、攻撃を受けた際には2時間以内で業務復旧できるよう求められる。

 連銀(Federal Reserve)と通貨監督庁(Office of the Comptroller of the Currency)、連邦預金保険公社(Federal Deposit Insurance Corp.)が発表した声明によると、資産額が500億ドル以上の銀行は、1月中に最終化される新たなサイバー攻撃対策規則を遵守することが義務付けられる。

 対象となる銀行は約40社ある。外国銀行の米国内関連会社も規制対象に含まれる。それらの銀行は今後、サイバー攻撃に特化した管理体制の構築と強化をはじめ、即応体制や業務復旧対策に向けた準備が要求される。

http://fortune.com/2016/10/19/banks-cybersecurity-regulators/