Wednesday, November 16, 2016 10:00 AM

ソニー・ピクチャーズとノキア、仮想現実事業で提携

 仮想現実(virtual reality=VR)技術は、おおかたの専門家たちの考察や各種の調査結果でも娯楽産業の将来をになっていると位置づけられる。世界的な娯楽複合大手であるソニー・ピクチャーズ(Sony Pictures)もそれを十分に認識している。

 仮想現実への関心や人気の高まり、そしてVR機器の可用性拡大を受けて、ソニー・ピクチャーズとノキア(Nokia)は15日、仮想現実市場を開拓すべく戦略的提携を結んだ。

 アンドロイド・ヘッドラインズ誌によると、両社は、世界規模での複数年合意のもと、ソニー・ピクチャーズの創造班からノキアのハードウェアおよびソフトウェア・ソリューションズまでVR技術に関連する事業や部署、人材を巻き込んで、革新的な技術や機器類、ソフトウェア、サービスを共同開発する。

 ノキアはその一環として、360度立体カメラのOZO(価格4万5000ドル)をソニーに提供し、ソニーは、OZOプレイヤーSDK(software development kit)をソニーのプリヴィレッジ・プラス(Privilege Plus)アプリケーションに統合する。プリヴィレッジ・プラスは、ソニー製品所有者向けの操作および管理アプリケーション。

 ソニー・ピクチャーズもノキアも、今回の提携に関する詳細を明らかにしていないが、仮想現実事業の強化に向けたコスト削減とリスク抑制という面で両社の思惑が合致したもよう。

http://www.androidheadlines.com/2016/11/sony-pictures-enters-vr-partnership-nokia.html