Thursday, November 17, 2016 10:20 AM
マップス、グーグルの稼ぎ頭に成長か〜デジタル地図サービスの重要性が増す
グーグル・マップス(Google Maps)はグーグルにとって最重要収入源の一つになりつつある。
ベアード・エクイティー・リサーチによると、マップスはいまや、グーグルの「もっとも価値ある資産」の一つであり、2020年までに総額50億ドルの増収をもたらすみられる。
グーグルは事業別の売り上げを出していないため、マップスからの収入がいくらかはわからない。マップスによってもたらされる収入は、検索結果連動型広告収入やユーチューブの広告収入と合算されている。
2016年第3四半期の決算報告によると、グーグルの広告収入は全体の約80%を占め、前年同期比18%増の198.2億ドルに達した。
ビジネス・インサイダー誌によると、グーグル・マップス事業に大きな潜在性があると分析する金融専門家はほかにもいる。モルガン・スタンリーの専門家は6月に、グーグル・マップスが2017年に15億ドルの増収をもたらすという予想を示している。
マップスの収入は、利用者が同アプリケーションを使う際に表示される広告だ。
グーグルは、プロモーティッド・ピンズ(Promoted Pins)を6月に発表し、マップス利用中に地域商業者(レストランや給油所といった地元の商売)を宣伝する新機能を開始している。
また、テレビ番組や商業ウェブサイトがマップスの地図や航空写真を使う際には、使用料が発生する。
もっとも使われるモバイル・アプリケーションの一つは地図であり、マップスは同市場の大部分を牛耳っており、その傾向は今後も続く見込みだ。
【http://www.businessinsider.com/google-maps-could-be-a-5-billion-business-by-2020】