Wednesday, December 07, 2016 10:59 AM
ベライゾン、29のデータ・センターを売却〜エクイニクスに現金36億ドルで
ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications)は、15の市場における29のデータ・センターをエクイニクス(Equinix)に36億ドルの現金で売却することで合意した。
インベスターズ・ビジネス・デイリー紙によると、ベライゾンは、ヤフー(Yahoo)のウェブ事業資産を2017年初めに買い取る契約をすでに結んでおり、その資金を捻出するためにデータ・センター資産の売却を決めた。
当該データ・センターは、マイアミやニューヨーク、アトランタ、シカゴ、バージニア州、南米、南アフリカを含め全米主要地域と世界に点在する。
ベライゾンは、クラウド・サービス大手のテレマーク(Terremark)を2011年に14億ドルで買収し、クラウド市場とデータ・センター市場に本格的に進出した。しかし、アマゾン・ウェブ・サービシズ(AWS=Amazon Web Services)を筆頭とした技術大手らとの技術競争や価格競争が激化したため、最近では成長鈍化を強いられている。
ベライゾンの経営陣は、多くのデータ・センターを抱えながらクラウド事業を続けても業界大手らとの競争に勝てる見込みは小さいと判断し、ウェブ・サービスやオンライン・コンテント配信への重点移行に軌道修正した。
【http://www.investors.com/news/technology/verizon-sells-data-centers-to-equinix-yahoo-still-on/】